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【片シュタ】心の警報システム「生命感覚」を育てる物語の世界

ゆるシュタイナー教育×お片づけ伴走のWeb講座『片シュタ』の生命感覚テーマ紹介スライド。笑顔で親子の写真と、生命感覚について学ぶ内容を紹介している
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「生命感覚」ってどんなもの?

ゆるシュタイナー教育×お片づけ走伴のWeb講座『片シュタ』の生命感覚テーマのタイトルスライド

シュタイナー教育では、0〜7歳は「身体」を育てる大切な時期だと考えられています。

今回のテーマは「生命感覚」。

実はこの生命感覚は、“感覚”ではなく、子どものコンディションを伝えることが出来るようになることで、将来のコミュニケーション能力の土台になる感覚だと考えられているんです。

今回は片シュタの視点から、シュタイナー教育の「生命感覚」について、暮らしやお片づけと結びつけながらお話していきます。

シュタイナー教育ってどんな教育?

成長の成長を21年の旅として表現したイラスト。0〜7歳は「身体(根っこ)」、7〜14歳は「心(葉・茎)」、14歳

シュタイナー教育は、1925年にドイツで始まった教育です。

現在では世界60カ国以上に広がり、「自由な人間」を育てることを目的としています。

ここでいう「自由」とは、好き勝手に生きることではありません。

周りに流されすぎず、自分で考え、自分で選べる人。
整理収納では“自分軸”を持った人を育てる教育です。

特に0〜7歳は「模倣の時期」と言われ、子どもは大人の姿や暮らし方のそのものから、多くを吸収していきます。

シュタイナー教育の「12感覚」とは?

人間の一般的な五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)

私たちは一般的に「五感」という言葉をよく耳にしますね。

視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚の5つですね。
体についている「眼・耳・肌・舌・鼻」があるために、分かりやすいです。

ですがシュタイナー教育では、人には全部で「12の感覚」があると考えます。
世界を感じるためには、12の感覚が必要だということです。

その中でも、0〜7歳に育つ大切なの感覚が

  • 触覚
  • 生命感覚
  • 運動感覚
  • 平衡感覚

という「下位感覚」と呼ばれる身体の感覚です。

この土台が育つことで、将来的に人とのコミュニケーション能力や、自分を理解する力へとつながっていくと言われています。

0〜7歳で育つ下位感覚(触覚・生命感覚・運動感覚・平衡感覚)が、14〜21歳の上位感覚(自我感覚・思考感覚・言語感覚・聴覚)へと発達し、他者とつながるコミュニケーション能力へとつながる流れを示した図。

下位感覚は、あとから育てようとしても難しい部分があります。
だからこそ、幼少期の暮らしや環境が大切なんですね。

生命感覚は「警報システム」痛みを感じる感覚

生命感覚は、“心臓の動きを知覚する”のような、鼓動の話ではありません。

シュタイナー教育では、「自分の調子が良いか?わるいか?を知らせる感覚」と考えられています。
キーワードは「警報システム」です。

言葉にならない「体の感覚」を伝える、知覚する感覚です。

例としては「痛み」です

お腹がいたい(=お腹すいた)
目がいたい(=眠くて目が開かない)
頭がいたい(=熱がある)

「いつもと違う状態を伝える」感覚なんですね。

この感覚が育つことで、「自分の状態がベストコンディション」を理解できます。
心地よい状態を、常に保てることができれば、自分も幸せだし、家族や友人との関係性も良いものを保てますね。

家庭で「生命感覚」を育てる方法①:痛みを感じる物語

生命感覚を育てる時におすすめなのは、「物語の世界」に触れることです。

たとえば、

  • 素話(文章のみの本)
  • 日本の昔話
  • グリム童話

こうした“やや残酷に感じる描写”を想像することは、子どもが擬似的に「怖い」「痛い」を感じることで、想像力が活発になり、豊かな感性が育ちます。

「痛み」を本当に感じることは、怖いことです。
ですが、物語は「おしまい」と終われば、子どもには「あ〜〜よかった」と安心しますね。
この、「痛み」と「安心」のふれ幅を感じることで、生命感覚は育ちます。

また、大袈裟な「読み聞かせの演技」は必要ありません。
怖いシーンで、怖がらせる声は要らないのです。

子どもの内側の想像力が活発に働くように、静かに・穏やかに、届きやすい声量で話しましょう。

子どもと本を通して触れ合う時間が、穏やかな時間であれば、その穏やかさも子どもに宿ります。

家庭で「生命感覚」を育てる方法②:いつもの絵本はいつもの場所に

生命感覚を活発にする「痛みを感じる本」も含めて、子どもにとってはおもちゃは大切な存在です。

それらをいつも、同じ場所に置くと良いです。

遊びたい時にすぐ取れる、迷わずに使える
・自分で戻せる、戻しやすさ

毎日を繰り返すリズムが、子どもの中に「安心・安定」を根付かせます。

特別なことをしなくても、「安心の環境」が、整っていることが、子どもの心と感覚を育ててくれるんですね。

ママのゆとりが、子どもの安心につながる

散らかりすぎた空間はママを疲れさせるというテーマで、整理された住まいが安心感や心地よさにつながることを説明した スライド

子どもは言葉でまだ表現できず、空間・環境全体から受け取ります。

だからこそ、お片づけには「感覚を落ち着かせる役割」もあるのだと思っています。

部屋が整うと、なんだかホッとする。
何があるかわかる。
すぐ取り出せて、すぐ戻せる。
そんな安心感を、家全体に満たす。

それは視覚だけでなく、感覚全体が安心している状態なのかもしれません。

子どもの感覚を育てたいと思った時、実はとても大切なのが「大人の状態」です。

家が散らかっていると落ち着かない。
やることが多すぎると焦ってしまう。

そんな日ってありますよね。

でも、それで大丈夫なんです。

完璧を目指さなくてもいい。
まずは、ママ自身が安心できること。

ホッとできる暮らしを作ること。

その安心感は、ちゃんと子どもにも伝わっていきます。

また、感覚を育てるためには、特別な教育だけではなく、

  • 睡眠
  • 栄養
  • 生活リズム

こうした日常の土台も、とても大切です。

子どもと一緒に、暮らしを育てていこう

特別な教育を増やすことよりも、まずは安心できる毎日を整えること。

0〜7歳の時期は、「からだ」を育てる、人生の土台の時期です。
この時期に育つ「下位感覚:生命感覚」は、痛みや自分の状態を知る、大事な「警報システム」の役割を持ちます。

その感覚を育てるために、「痛みを想像させる物語」を怖がらずに、静かに落ち着いた環境の中で伝えていきましょう。

そんな毎日の積み重ねが、子どもの感覚を育て、人生の土台になっていきます。

ママが安心できる家は、子どもにとっても安心できるホームベース。

完璧じゃなくて大丈夫。

片シュタを通して、子どもと一緒に暮らしそのものを育てていきましょう。

母親と子どもが遊びを通して関わる様子の写真とともに、家庭環境と親の在り方が子どもの成長にし、安心できる「HOME BASE(ホームベース)」を育む大切さを伝えるメッセージスライド。
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