プロフィールダイジェスト
津梅ふみえのプロフィールを音声で5分で聞けます。
保有資格
- 整理収納アドバイザー 1級
- (株)オフィスミカサ認定 ホームファイリング®︎実践サポート講師
- (株)オフィスミカサ認定 ホームファイリング®︎上級7期生修了
- インテリアコーディネーター
- 防災備蓄収納2級プランナー
プロフィールを読む
「津梅ふみえが整理収納に出会うまでの半生」を読む
この記事は約15分で読めます。(朝ドラくらいの長さ)
こちらの記事に読み進んでくださった方…ありがとう!お待たせしました!
ついに「私の半生の棚卸し」を世界に向けて発信する機会がきました。稀有で奇跡の読者が(たぶん)あなたです!
第一章
自由な独身時代と遠距離恋愛!人生のステージが変わったタイミング
大学時代を地元の石川県金沢市で過ごした私は、新卒で自動車メーカーのデザイン部に就職し、美大同級生の夫と遠距離恋愛をしていました。私は静岡県、彼は大阪府です。
ラッキーだったのは、どちらも「新幹線の停車駅がある」地域住まいだったことと、社会人で自由になるお金があったこと。月に一回の往復をするのも、地理的な幸運とお金がなければ、愛の炎も消えてしまったかもしれない。忍耐強く優しい彼のおかげで、3年も遠距離恋愛が続きました。
そんな社会人4年目の春に私は26歳。適齢期です笑!!
当時付き合っていた彼(夫)に「今後の人生を私とどう向き合ってくれるのか?結婚する気はある?」と投げかけるタイミングがやってきました。
授かり婚に後押しされて結婚!生まれてはじめて関西へGO
そんな気合いを見越してか…子どもを授かりました!
子どもの存在を知った春に2人で話し合い、夏には入籍・結納、秋には退職、冬には里帰り出産して翌年にママになりました。
怒涛の2009年…。
そして今だから言えることですが、この妊娠がなければ「仕事をやめて夫と関西で生きる」という決意をできたか、今でも自信がありません。子どもが私に、夫婦になるための後押しをくれた。子どものおかげで今がある。こう見えて(どう見えて?)向上心とキャリア志向の強かった私は、自動車メーカーの仕事を愛し、もっとベテランになりたかったのです。退職までの半年は、周りの方にも相談しつつ、正直泣いていました。
キャリアを一旦置いて、私はお母さんになりました。
めでたいことではあるけれど…モノクロの思い出の初出産
初めての子どもは女の子でした!
我が家も義実家も初孫だったため、大いに祝ってくれて、友人たちからも祝福ラッシュを受けた1ヶ月。
でも里帰り出産して過ごした数ヶ月もあっという間で、1ヶ月検診の後は、夫の待つ大阪府へ。
「ワンオペ」という言葉のなかった時代に、絵に描いたように「赤ちゃんと2人缶詰め」で社宅で暮らす日々が始まりました。
東向きの窓から、2時間ほど陽の入る小さなリビングで赤ちゃんと2人きり。
声を出す機会がない毎日。
マタニティクラスに通うタイミングもなく出産した私は、首の座らない新生児を連れて出歩けない。夫は激務で、朝晩含めて1時間も会わないようなすれ違い。幸せだった〜とは思いだせない、暗くてモノクロのお部屋の、そんな新生児期でした。
おうち缶詰めからの脱出!大好きな図書館で運命の本と出会う
1月生まれの娘の首が座って、気温が上がってきて、ようやく春になった頃から、抱っこ紐で散歩をできる日が増えました。
友達が全くいない私の行く先は、主に「子育て広場」と「図書館」で、ありがたいことに徒歩20分先の堺市北区役所は、散歩の目標地点として良い場所でした。
親も夫も頼れない、初めての子どもを育てる時の相談相手は「育児本」で、あらゆる本を借りて読んでいたある日、一冊の本が琴線に触れました。
それが「シュタイナーの子育て(クーヨン社発行)」でした。
自然な育児なんて現代では難しい…と思い込んでいた私には「こんな子育て方法・教育法があるんだ!」と目から鱗が落ちる体験となり、この雑誌を熟読しました。
家でこんなふうに子どもを育てられないかなぁと、夢見る種を、胸に宿した瞬間です。安易に使いたくないけれど「運命の出会い」でした。
第二章
第二子の妊娠と出産による苦悩!マイホームへの憧れと始動
3学年差で2人目の子どもを授かりました。関西での復職を目指していた私は、妊娠中にインテリアコーディネーターの勉強をユーキャンでトライし、1次試験は合格。2次の製図試験は、翌年に合格できました。
そんなふうに「住み良い家づくり」を勉強していると、どうしても目の前の問題点が気になってきて…
・お日様が入る時間が短くて嫌だ
・子どもが増えてモノも増えてしんどい
・リビングがとにかく狭い
・好きなインテリアにしたい
授かり婚で、独身時代のモノを2人が持ち寄って暮らしていた若い夫婦だったので、手狭な社宅への不満もあり、大きく夢が膨らんできました。とうとうマイホームを検討すべく、動き出したのです。
選択肢をしぼるには?家づくりは勢いと営業トークが大事
「家づくりって何から始めたら良いの?」と初心者な若夫婦は、ひとまず近隣の住宅展示場へ行きました。
でも新築はとにかく高いし、しっくり来ない。夫婦でたくさん話して「中古物件を購入してリノベーションをしよう」という方向性になりました。予算を守りながら、それぞれの希望を叶えたかったのです。
・私の希望:明るい陽射しの入る南向き
・夫の希望:通勤に便利な駅に徒歩10分以内
たくさん中古物件を紹介してもらっている中で、営業マンさんに言われたことが、とても腑に落ちました。
「100点の物件はない。『これだけは』と譲れない2、3点を絞って、ようやく決められますよ。」営業トークでも、信じたから、今の家があります。
赤ちゃん&幼児連れで物件を見まくる激闘の日々!ゴールは突然に
忙しい夫を休日の物件回りに連れ出すよりも、私の眼鏡に適った物件を夫婦で検討するのが効率的だと気づき、私の行動は加速しました。私は1人で、赤ちゃん&幼児を連れて、不動産営業カーに乗せてもらう物件探しシーズンを送りました。
正直しんどい、でも叶えたい…!!そしてとうとう出会ったのが、今の家です。
4ヶ月で見つかったから、早い方だと言われました。めちゃくちゃボロくてドン引きの中古物件でしたが、私たち夫婦の希望(+予算)を叶えていました。
中古戸建は、新築のような「映え」はないので、購入を決断するのには、かなり想像力が必要でした。
ここで暮らしたらどんな気持ち?街並みは?子育てしやすい環境?公園は近くにある?駅までは何分?
湧き出てくる質問や迷いを、1つずつ確認して近隣を散歩しまくり、決断した29歳の冬のゴールでした。
最大の山場はココ!夢と予算を両立したい主婦の奮闘
中古戸建のフルリノベーションをするにあたり「施主にセルフビルド」をさせてくれる京都の建築工務店に、リノベーションを依頼することにしました。
シュタイナー教育に憧れていた私は「家の中の環境を良くすること」を目標にしていて、触れる建材を、自然素材にしたいと考えていたのです。
「自分で珪藻土壁を塗れば、その分の工賃も安く済むかな?」と期待したのですが、私たち素人の作業は、職人さんよりスピードも遅くて…倹約は叶わなかったと思いますが、貴重な(且つ大変な!)体験をできました。
手伝ってくれた、家族や友人たちに一生感謝です!
毎日情報を検索してスケッチや写真をまとめて雑誌を切り抜いて、建築士さんに希望や質問を送りつける笑
徹夜しながら考えて、ショールームも何度も行って、納得して進めて「夢のおうち」がついに完成しました!!
第三章
夢のおうちを建てたあと!運命の出会い(再)でシュタイナー幼稚園に通う
上の子が3歳、下の子が1歳で、新居にお引越しした夏。家を建てるからには「二馬力で働いて住宅ローンを返す」という現実的な夫婦の約束をもとに、子どもを預ける保育園・幼稚園探しを始めました。
(ここまで読んでお気づきの通り、私は「1つのこと」に没頭して、1つずつをクリアしていけるようです。)
住まいが決まり、子どもの預け先を探す「園に見学予約入れまくりのシーズン」がやってきました。
自転車で20分以内の保育施設に片っ端から電話して、園を見学させて貰い、お話を聞いて資料をもらって帰る。
でも、なぜかしっくり来ないのです。私がすでに理想の「シュタイナー教育」を心に描いているからでした。
「…堺市にはそんな園はないよね〜」と思い【大阪府 シュタイナー教育 幼稚園】検索したところ…ヒットしたのです。なんと自転車で10分のところに!運命!!!
大阪市の民家で運営している、園児が15人の小規模園でしたが、その温かみや空気の清浄さに心打たれました。
長女がまずお世話になり、ほどなく2歳になった次女もお世話になることができました。
ワンオペ続行の現実!理想通りに暮らすスキルがない悩み
子ども達はシュタイナー幼稚園に通い、私は「家づくり」に関わりたくて、近所の建築工務店にパート就職をしました。インテリアコーディネーター資格の勉強で培った、建築図面を読む力も活かせて、良い同僚にも恵まれて、仕事は楽しかったです。
忙しくも幸せな幼児期を過ごすことができましたが、いかんせん「育児・仕事・家事炊事」の三役は超忙しい…。フルタイムじゃないのだから〜と思っても、子どもを寝かせながら寝落ちする毎日。絵本の読み聞かせをしながら、子どもに「ママちゃんと読んで!」と泣かれる始末…。
「お家が大好きなのに、理想の暮らしができない。写真の背景もひどい。シュタイナー幼稚園のように、子どもにとって良い環境を作りたい」と、悩んでいました。一生懸命に考えて建てたお家が、活かせないのはなぜだろう…??
「今でしょ!」子どもの小学校進級に合わせてお母さん夢を追う
本や雑誌を読んで自宅を片づけていくうちに「整理収納アドバイザー」という資格に辿り着きました。一番好きで参考にしていた本【片付けたくなる部屋づくり】の著者の、本多さおりさんが整理収納アドバイザーだったため「私も正しく学びたい!」と考えたのです。
整理収納アドバイザー2級講座を受けたのは「誕生月の私へのプレゼント」でしたが、同時に自己投資だったのです。子育てに向き合うために手放した「社会的なキャリア」への未練があり…打ち込める仕事で自己実現を叶えたい、という想いがありました。
そして子どもが2人とも、ようやく小学生の進級が、私の挑戦の季節でした。
今でしょ!!!
2級講座を受けて確信を得て、勉強を続けた翌年に、整理収納アドバイザー1級になることができました!
夢を追う、スタートラインに立ったのです。
コロナ禍と同時進行の下積み期!できることを行動してきて「今」がある
2020年の年明けに資格取得したものの、コロナ禍に突入し、訪問がしづらい…!
でも資格取得初期なので「友人の家を片づけさせてもらって実践練習」を恐る恐るやりながら、片付けスキルを確認していきました。
アメブロやSNSを始めたり、知り合いのお茶会に参加したり、発信者として模索もしていました。
その中でも2021年に学んだ『ホームファイリング®︎』は最も手応えを感じ、今の私の活動の軸になっています。
考案者の長野ゆか先生は、準1級講座を受講した縁も深く、アシスタントにも度々入らせていただきました。
私の師匠であり、太陽です(勝手に笑)!
こうして地道に、でも一つずつ積み重ねてきました。建築工務店のパートとダブルワークを3年続けたのちに退職し、今は整理収納アドバイザーを本業として、活動しています。
仕事を楽しく、生活を美しく♫整理収納で人生は変わる
「子ども写真の背景をすっきり整えたい。」最初の私の悩みを解決してくれたのは、整理収納の力です。
整理:本当に大切なモノを選ぶ
収納:使いやすい場所に収める
このシンプルな考え方を、実践として身につけたことで、私は人生を「生きたいように生きられる」ようになりました。
あなたの人生にも、整理収納を取り入れませんか?
あなたの希望を私と一緒になら、きっと叶えられます。