序章:子どもと生きること、考えて行動して、わかった方法
初めての出産を終えて、生まれた翌日の長女と産院の同室で初めて眠った夜に、私は言いました。
「わたしがずっと一緒だよ。守ってあげるからね」
でも、考え直しました。
私のお腹にいた時間よりも
これからの娘の人生は長い。
わたしが生きるよりも長い。
そうであるならば、娘が自分自身の力で生きられるように
「生きる力」こそ、わたしが贈りたいものだと気づきました。
どんな方法を取れば、娘の人生をより良く導けるか?
私自身が、良い親になれるのか?
様々な本を読む日々が始まりました。
考えて、探して、やってみて、今のスタイルを信じて実践しています。
お片づけ✖️ゆるシュタイナー子育て
部屋のゆとりは、心のゆとり
2年後に次女を出産し、モノの増えすぎたアパートで
ワンオペ育児にパンクしたわたしは、痛感しました。
「もっとスッキリ暮らしたい」
「キレイな部屋で気持ちよく子育てしたい」
「次の家では、こんな思いを絶対したくない」
「子どもたちにイライラせずに、ニコニコしていたい」
そんな想いで2013年に中古戸建てをリノベーションして建てた家で、わたしのお片づけの実践と、ゆるシュタイナーな子育てが始まりました。
2024年の今、プロの整理収納アドバイザーとしての経験を元にそれらの実践を構成して、このメソッドをお伝えします!
整理収納 × ゆるシュタイナーな私らしい子育て
部屋のゆとりは、心のゆとり
これは言葉の通りです。皆さん、こんな経験がありませんか?
旅行に行ったことを思い出してください。
キレイなシーツと、すっきりとした窓から見える景色、要るモノしかない洗面所
非日常の空間であると同時に
圧倒的に「モノが少なく、整理されている」のが、旅行の宿泊先です。
この快感を思い出せば、部屋のゆとりの大事さは、納得ですね!
あなたの思い出の旅行先・ホテルはどこですか?
結婚してハネムーンで行った南国のホテル♡
まずは、そんな幸せな風景を、思い出しながら読み進めてくださいね!
このメソッドをおすすめする理由
お子さんが産まれると「親になること」も人生で初めての経験ですね。これまでとは違った視点で暮らし、生活がごそっと変わるような、戸惑いもあると思います。
子育てに、こんな不安や、心配はありませんか?
- 初めての育児、どうしたら正解なの?
- これまでの教育方法はあってる?
- 正直、競争は好きじゃない。子どものありのままを育てる方法は?
- 周りにあんまり、相談できる人がいない。
- 育休を有効に使いたい!スキルアップしながら子育てって難しい?
そんな方にお伝えしたいのが、子どもがくれたチャンス!という考え方です。
▼このメソッドをおすすめする理由
心地よい家でくらすと、心も体も喜ぶということ
あなたの思う「心地よい家」は、どんな家でしょうか?
どんなインテリアであれ、広さであれ
「帰りたくなる、居心地の良さ」だと、私は考えます。
家は本来、雨風をしのいで安全に休む「巣箱」が役割です。
見栄でも、映えでもなく
「よく休んで、翌日元気になれる」ならば、どんなお家でも構いません。
ただ、親となったあなたには、やはり課題があります。
- 子どもの心身の健康を守ること
- 家族の衛生・食事を考えること
- 家族と楽しく暮らすこと
自分以外の人間を養育する時の、ストレスを減らすために
整理収納(お片づけ)の理論があります!
後半で、しっかりお伝えしますね。
根をしっかり張った子育て
子どもの「生きる力を育てたい」ときに
知っておきたいことをお伝えします。
「私らしく育てたい」を叶えるための考え方
「その子らしく育てる」ために必要なこと
指針のある子育て × お片づけで行ったこと
「指針」というと硬いですが、コンパスをイメージしてください。行く先を決めたら、できるだけブレずに進みたい。
その助けになるのが「考え方=指針」ですね。では、子育ての行く先とは?
- 思いやりのある人になってほしい
- 世界で活躍できるようになってほしい
- 音楽に親しんだ人生を送ってほしい
- みんなから愛される人になってほしい
全部叶えたいですが、子どもの素質にもよります。
ですが、環境として「機会を作る」ことはできます。
- 思いやりある人→想像力のある子 →読書の習慣づくり
- 世界で活躍 →多国籍なスクールに通う、外国籍の友達を作る
- 音楽に親しむ →家族で歌をうたう、月齢にあった楽器を習う
- 愛される →しっかりとその子を愛する(甘やかし×)
「どんなふうになりたいか?」をイメージしたら
「どうすれば近づけるか?」を具体的に考えるスタートになります。
そして何かを始める、習慣化するときには、お片づけの方法で
「ゆとりのある空間」
「受け入れる時間」
が作れたら、スムーズに行く先へ、向かいやすくなります。
突然の、子ども写真をごめんなさい笑
私の娘たちの、4歳・2歳頃の写真です。
わたしの贈りたい「生きる力」とは「想像力」です。
- 思いやりを持つこと
- 優しい言葉をかけること
- 未来を良くする手法を考えること
- 友達や愛する人を大切に扱うこと
全てが想像力というものに関わっていると、直感を得て、教育指針を夫婦で決めました。
そして想像力を育てるために、
幼児期に、我が家で実践したことがこちらです。
- 絵本の読み聞かせを大事にすること
- 歌や音楽をみんなで楽しむこと
- 朝起きる時間と、夜寝る時間は決めて守ること
- 子どもへの言葉かけは丁寧にすること
そのように心がけて
準備したモノや、コトはこちらです。
- 子どものとりやすい本棚にして、寝る前の読み聞かせをした
- 唱歌など素朴な季節の歌のCDを買い、親も一緒に歌うようにした
- 川の字で眠れるよう、マットレス2つを並べて寝室にした
- 子どもも読みやすい、シンプルな時計にした
STEP❶
親が指針に沿って「こうしよう」と決めること
STEP❷
そのために準備するスペースや家具・モノを選ぶこと
これらは「お片づけでゆとりを作る」ことで、よりスムーズに行動できます。
行動した後に「やっぱりこうしよう!」と変更する時にも、スムーズですよ。
あなたの理想のくらし、子育てはどんなイメージ?
あなたの「子育ての指針」は、見えてきたでしょうか?
笑顔があふれる家庭で、のびのび育てたい
では
のびのびしやすい里山暮らしも楽しそうですね。
笑顔で話しやすい雰囲気を作る、ダイニングスペース作りでしょうか?
なんでも協力できる、気の利く人に育てたい
では
お手伝いをたくさんできるキッチンにするのはどうでしょうか?
トイレもお風呂場も、掃除しやすい準備がおすすめです!
指針=抽象的
ですが
実践=具体的
です。
子どもと過ごすと、暮らしと子育てが、ピッタリとくっついています。
理想のくらしと子育て
どんなイメージが湧いてきましたか?
ぜひ!私に教えてくださいね♡
毎日を振り返って「理想のくらし」をスケジュールするワーク
毎日が精一杯で、理想が思いつかない…
元気に育ってくれたら、それで十分!
でも、この講座を読んでくれているあなたは
何かヒントを探してるんですよね…?
完璧じゃなくていい!
思いっきり自由に、理想を思い描きましょう。
そのために、今のあなたの状態を、客観的に知りましょう。
「あーこの時間の使い方は違うかな」とか
「もっとここでゆっくりしたいんだ〜〜!」と
希望が見えてくるかもしれませんよ。
▼「理想のくらし」をスケジュールするワーク
具体的にイメージしよう!ビジョンマップの作り方
目標を言語化しよう!子どもに与えたいモノ・コト
どうして「ゆるシュタイナー」が良いのか?メリット解説
この講座は「お片付け×ゆるシュタイナー」とお話ししてきました。
さて、シュタイナーとはなんでしょう?
ドイツ発祥の教育方法で、100年以上の歴史があります。
後半の方で、詳しくお伝えしています。
リズムのあるくらしで健やかな身体に育つ
おうちは家族の充電ステーション
我が家は2013年に、中古建の家をリノベーションして建築しました。
71平米の家で、2LDKのお家です。
壁は家族や友人と協力して、珪藻土を塗り
床は天然の杉材を採用しました。
アーチ型の玄関も、シュタイナー教育を意識して
こだわって作っています。
「想像力を育てる家は、天然素材で、経年美化する」がテーマです。
小さくても、コンセプトと意思が明確だったため
子ども達も、遊びに来る人はみんな
めっちゃ心地いい♡
と言ってくれます(うれしい^^)
わたし達家族もみんな、おうちを大好きです。
でも、お片付けが完了するまでは、やっぱり溜まっているモノにモヤモヤしていました🐦⬛
充電ステーションとしてのおうちができると
おうちと両思いになっていきますよ!
おうちを充電ステーションにするまでの道のり
▼おうちを充電ステーションにするまでの道のり
季節のテーブル作り
掃除しやすい清潔なおうち
幼児期に育てたい!「触覚」感覚のために整えるおうちルール
人間には、五感と呼ばれる感覚がありますね。
- 視覚
- 嗅覚
- 味覚
- 聴覚
- 触覚
そして、0〜2歳の時期に一番発達するのが
「触覚」です。
なぜ大事なのか?お伝えします。
触覚を育てる、自然のモノを取り入れよう
いつものモノをいつもの場所にしまうことが安心感を育む
自然と触れ合う時間に育つ、身体と心
子どもの周りの大人こそ気をつけたい「模倣される」ということ
親は子どもの「環境」であること
親が楽しいと、子どもも楽しい
自然に親しんで育つことで、芽生えるチカラ
想像力は創造力!アートが見直される現代の教育
昆虫好きには天才が多い理由
科学と自然派の良いところを取り入れる
このメソッドの本質と歴史のご紹介
シュタイナー教育をご存知ですか?