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シュタイナー教育の基本事項について
シュタイナー教育の基本事項って、なんでしょう?
今回は、0歳から7歳までの年齢の、教育のポイントについてご紹介します。
物質体の教育
「物質体」という言葉が、0〜7歳のキーワードです。
「物質体」とは、体そのものを指します。シュタイナー教育では、0歳から7歳の間に体をしっかりと育てることが大切だと考えています。まず0歳!おぎゃーと産まれますね。
そして0〜7歳の間に「よーく体を育てる」とイメージしてください。
シュタイナー教育では、「7年周期」という教育の枠組みを取り入れています。
0歳から7歳、7歳から14歳、14歳から21歳といった具合に、7年ごとに適切な教育を行うことを重視しています。この周期に合わせて、必要な教育や方法を正しい時期に与えることが重要なんですね。
0歳から7歳は、未就園児の時期にあたります。この時期には、知的なことや早期教育よりも、体を育てることが最も大切だとされています。
早く文字を読める、掛け算ができるといったことに焦点を当てるよりも、体全体の成長を支えることを一番大切にします。
いわゆる早期教育を、シュタイナー教育では良しとはしていません。
なぜならば、早く文字を読めるとか、掛け算ができるとか(すごい!って言いたくはなるけど)
そういった脳を使う、頭優位のことは、体を作る時期のエネルギーを分散させてしまうからです。
「世界は善である」という考え方
その物質体の教育をするときに大切なのは「世界は善である」という考えです。
この0〜7歳の頃、小さくて可愛らしい天使の頃です(遠い目…)。
本当にある意味、天使なのです。
シュタイナー教育では、0歳から7歳の間に「世界は善である」という考え方がとても大切だとされて、この時期の子どもたちは、まるで天使のように、全身で世界とつながっていると考えられています。
子どもたちが「全てが善である」と信じることで、これからの力強い成長の土台が築かれます。
キーワードは模範と模倣です。
模範=見習うべき手本。
模倣=自分で工夫して作り出すのでなく、既にできているものをまねること。
子どもは全て周りのものを真似します。
模範となる行動を心がけ、模倣されるということを常に意識して、親は良い行いをする。
これが周りにいる大人、そして物の在り方にすごく大事な責任を持つ、姿勢になります。
子どもの根っこに育つ「倫理観」に大きな影響を与えます。
例えば
子どもに話しかけるときに「わんわんがいたね」とか言うことがありませんか。
…これは赤ちゃん言葉ですね。
「元気な犬だね」と、正しく伝える。
わざわざ小さな子に合わせて、くだけた言葉にしなくて、大丈夫です。
模倣されることを意識するようになってから、私自身も言葉遣いが綺麗になりました。
基本的に丁寧語を使うようにしています。
叱ることは少ないですが、怒りに任せずに、伝えたいことを話すように心がけるようになりました。
この姿勢が、子どもたちに良い影響を与えていると感じています。
年齢ごとの教育のポイント
・環境を通じて教育する: 与えるべきは周囲の環境
・模範となる: 大人の行動が模倣されることを意識する
今日は0〜7歳の時期に大切な、2つのポイントについてお話ししました。
私の娘たちが小さい頃、整理収納についてあまり学んでいなかったので、家はちょっと散らかっていました(本棚は比較的綺麗でしたが)。
もっと家の中を整えたら良かったなぁと思うことはありますが、親の存在が自体が子どもの環境なのだと、シュタイナー教育で学ぶことができました。
親としても人としても、善い人間に成長したいという気持ちを持って、子育てをしてきました。
子どもたちに「世界は善である」という気持ちを伝えながら、日々を大切に過ごしています。
教育には正解がなく、成長の過程も長い道のりです。
私もまだまだ学びの途中です(思春期の二人の母として奮闘中!)。
子どもたちが0歳から7歳の時期に、親として心がけるべきヒントとして読んでいただければ嬉しいです。