立った!と感激していたら、もう歩けるようになった!
ちょこまか目が離せなくて、赤ちゃん期に戻りたいかも…笑
嬉しくて悩ましい〜笑!
成長がまぶしいですね!
子どもの成長は本当にあっという間ですね。
小さな変化に一喜一憂する日々の中で「この子には今、どんな教育がふさわしいのだろう?」と考えたことはありませんか?
シュタイナー教育では、人の成長を「7年周期」に分けて考えます。
第1・7年期:0〜7歳
第2・7年期:7〜14歳
第3・7年期:14〜21歳
この考え方は、子育てや家庭環境づくりにも、役立つヒントを与えてくれます。
この記事では、7年周期についてわかりやすく解説しながら、整理収納ではどのようにサポートするか、その具体例についてもお伝えしますね。
シュタイナー教育が教える「7年周期」とは
人間の成長発達の節目は7年ごとにある、というシュタイナー教育では、21歳を成人と考えます。
まずは、0〜7歳、7〜14歳、14〜21歳の、家庭での教育が必要な子どもたちと、お家の片づけ方や整理収納のポイントについて、お伝えします。
7歳までは「体」をつくる時期
0〜7歳は、体が大きく成長する時期です。
まずは親から受け継いだ遺伝子によって、子どもは体を作っていきます。
7歳ごろには肉体のもつそれぞれの機能が、きちんと働くように高められ、自分で作った体になります。
後ほど他の記事でもお話ししますが「幼い頃から早期教育」をすると、体を作るために使うべきエネルギーが、頭を働かせる「思考力」に使われることになり、この時期に必要な体の成長に使えなくなります。
「体が育ったよー基礎が完成!」という証明としての最終段階に、永久歯が生えてきます(おめでとう!!)
赤ちゃんの頃
赤ちゃんは触覚を通じて、外の世界を知ります。
特に手触りなどの本物の感覚で、安心感を与える環境が大切になります。
光や、音も、できるだけ刺激が少ない方が好ましいです。
そしてモノの環境も大切ですが、何よりも親との温度のあるふれあいが、赤ちゃんにとっては大切です。
- 語りかける声
- わらべうた
- 手遊び
言葉が通じる幼児の頃
体をよく動かす時期になると「やってみたい!」という意志を全力で伝えてくるので、「あれはやっちゃダメ!」「これも危ないからダメ!」と禁止することは良くありません。
意志に、意味のある方向づけを与える「しつけ」が必要になります。
0〜7歳までの子どもは「大人を模倣することで世界を学ぶ」ので、言葉でのしつけ以上に、大人の行為が重要になります。
例えば
挨拶をすすんでする
丁寧な言葉で話す
親切な行動をする(手伝う、落とし物を拾う)
当たり前のことを、子どもができるようにする為には「当たり前」と考えるより以前から、「自然と大人を模倣する」ことで、正しい行為が身についてきます。
子どもは生まれてほんの数年で、まだ世界を知らないだけなのです。
良いお手本としてそばに立つことで、子どもは背中を見て、真似をしてくれます。
親の私たちの倫理観が、大きく試されますよ!
7〜14歳:「感情」を育てる時期
7〜14歳になると、芸術感覚が豊かになり、物語やイメージを通じて感性が育まれます。
また「信頼できる権威のある大人」に出会い、その魅力に触れることで、子どもたちは社会の秩序を学びます。
小学校に入る頃に、「そろそろ習い事かな〜」と、周りを見て思ったりしませんか?
この時におすすめなのは「厳しくても愛と信念のある教育者」の先生を選ぶことです。
習い事教室もサービス業なので
- 送迎バス付き
- アプリでの連絡
- 月謝はペイペイ
など、親にとって都合がいい(楽な管理)サービスもありますね。
ですが、この時期の子どもの感性に、大きな影響を与えるのは「恭順できる大人との出会い」です。
9歳以降の反抗期に入る子どもには、良い先生と出会って感銘を受けられる、家庭以外のサードスペースが必要です。
その先生が、クラス担任でもOKです!(お子さんが良い先生と出会えますように)
14〜21歳:「思考」を育てる時期
14歳以降、自立心が芽生え、自分で考えて行動する力が伸びていきます。この時期は、自分のスペースや環境に責任を持つ感覚を育てることが重要です。
整理収納と「7年周期」をどう組み合わせると良い?
子どもは成長するにつれて必要な環境が変わります。
その変化を理解し、家庭環境を整えることは、子どもの心身の成長をサポートする大切な手段です。
0〜7歳、整理収納のポイント
小さな手でも扱いやすい、収納スペースを作りましょう。
- 柔らかい素材
- 軽い素材(布やザル、カゴ)
- 持ち手があるボックス
などの収納用品を使うと、触れたときの柔らかさや、モノの素材感を通して、子どもに安心感を与え、触覚感覚の発達を促すことができます。
7〜14歳、整理収納のポイント
7歳以降は記憶ができるようにな理、手先も器用になってくる頃です。
- 好きな絵や思い出の品を飾れる場所作り
- 家での工作やDIY、絵を描くスペース作り
- 習い事を始めた場合のバッグなどの管理スペース作り
色彩や配置に工夫を加え、子どもの創造性を引き出す空間を作ることが大切です。
「自分で決めること」がテーマになるため、自立心を尊重する収納方法が求められます。
ですがここでの大きな注意があります。
「自分で決めなさい!」と言わない事です。
子どものこの時期は「思考力・判断力」はまだ眠っています。それは14歳以降に育てる力なので、使わせないように「練習」をしていく必要があります。
保護者がその子をよーく見て「この子にとっての最善はどんな環境かな?」と考えて、その方向に導くことが大事です。全てテストなので、完璧な正解でなくてもOKですよ。
例えばベッドシーツを選ぶときも、素材はその子に合うもの(例:ガーゼ)を選んだ上で「どの色のシーツが落ち着いて眠れそう?」と投げかけて、決めさせてあげるような、そんな感じです。
7〜14歳、整理収納のポイント
- 14〜21歳:定期的に一緒に片付ける習慣を作り、自分のスペースの整頓を自分で考えられる力を育てましょう。14歳以降は一般的な「思春期」。自分の部屋やスペースを尊重、整理整頓を一緒に計画してみましょう。
自分で決める力を育むために、片づけのタイミングを話し合うことも効果的です。
自分の部屋やスペースを尊重し、整理整頓を一緒に計画してみましょう。自分で決める力を育むために、片付けのタイミングを話し合うことも効果的です。
成長に合った環境づくりで育む親子の幸せ
シュタイナー教育の「7年周期」を意識することで、その時期の子どもの育ちに合った、環境を作るヒントを得られます。これは整理収納を考える上でも、とても役立つ視点です。
体を「家」に例えると、一度作った体は、一生引っ越すことができません。
この時期に健やかな体を育むことは、まさに「一生涯に関わる」ことなので、そばにいる保護者は大切な毎日を担っていると思うと、身が引き締まりますね!
成長に合った環境は、子どもの心を穏やかにし、片づけを楽しいものへと変える力を持っています。
子どもの成長に寄り添いながら、ぜひ「その時期に合った整理収納」を今日から始めてみてくださいね。